PROFILE プロフィール

モリタ男爵

モリタ男爵ってどんなひと?

はじめまして!
「モリタ男爵」こと、株式会社ぽてともっと代表取締役社長 森田慧です。
一次産業の現場って本当に面白くて、新しい発見と魅力に溢れているんです。
トレードマークのぽてと帽子をかぶって、現場をまるごとお届けします!!

と、その前に、私がどうして農業に関わることになったのか、少しだけお話させてください!

モリタ男爵って
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私の農業との出会いは、中学生のときに入部した「農芸部」という部活でした。活動の内容は校内にあった3メートル四方ぐらいの小さな畑での野菜づくり。東京の下町のマンションのベランダで鉢植えを育てることがやっとだった私には、野菜を畑で作れるということがとんでもなく魅力的に見えて、入部を決意しました。毎日畑を耕すなかで感じたのは「同年代の若者が農業に対して潜在的な興味をもっているのではないか」ということ。この気付きをきっかけに、大学進学後も学生サークル「農業サークルぽてと」を設立しました。
農業サークルぽてとでは、東京都国立市の市民農園をお借りして、9大学100名ほどのメンバーと一緒に野菜づくりを行いました。お恥ずかしい話、畑を綺麗に保つのはどうも得意ではなく、時々草茫々にしてしまったり、僅かばかりの野菜しか収穫できなかったりしたのですが、それでも夕方に畑に集まって農作業をして、時にはバーベキューや鍋パーティーを行う青春は、とても楽しいひとときでした。(ちなみにここだけの話ですが、肝心の畑は一代後の後輩たちに引き継いだ途端、見違えるように綺麗になりました…笑)

写真:「農業サークルぽてと」創設メンバーと、初めて借りた国立市谷保の農園「くにたち はたけんぼ」さんにて。2014年6月。

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しかしサークル名には「農業」とついていても、私自身、文系であったこともあり分からないことだらけ。まずは勉強が必要だ!と現場まわりを始めました。「農業」と一口に言ってもその現場は実に多様です。少量多品目の野菜を直売所で販売する東京の都市農家さん、何十ヘクタールもの水田で大型の機械を使って稲作を行う北海道の米農家さん。日本だけでなく世界では、林業と酪農の兼業が一般的なオーストリアの中山間地域や、バイクでしか行けない急斜面でパイナップルを育てているタイの農村にも伺いました。さらに、生産だけでなく、流通・販売、あるいは行政やJA(農協)、まちづくりの組織団体など、一次産業の裾野の広さを体感するような訪問先にも数多く訪れることができました。
どの現場を訪れても、知らないこと・気づけなかったことばかり。沢山の皆様とお話させていただくなかで、毎回、新しい発見がありました。もちろん、農業という世界の奥深さや面白さに改めて魅了され、そこで活躍されるお一人お一人に尊敬の念を抱いたことは言うまでもありません。
どこの馬の骨かもわからない私に、時には叱咤激励も含めて沢山の建設的なアドバイスをいただいた地域の皆様。只の学生の訪問にもかかわらずあたたかく迎え入れていただいた全国の皆様。私の現場訪問を手厚くサポートいただいた研究者の先生方。その姿を見ているうちに、自分もいつか、この一次産業という業界に関わる仕事がしたいと思うようになりました。

写真:一橋大学経済学部・農林中央金庫寄附講義「自然資源経済論プロジェクト」の調査で訪れたイギリス・ロンドンの地下壕を活用した植物工場「Growing Underground」さんにて。2019年8月。

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農業、とりわけ自分をここまで育ててくれた「都市農業」の世界で、持続可能なビジネスとして、できることをやっていきたい。2019年2月、そう考えて「株式会社ぽてともっと」を設立しました。創業時、国分寺の築40年のアパートに拠点を構えたこの小さな会社では、「農まるレポ」の前身となったWebメディア「agri.TOKYO」を立ち上げ、都市農業の現場の発信を始めました。
本来身近であるはずの「農業」や「食」といった世界は、現代を生きる私たちにとって、どこか遠くにあるようにも感じられます。しかしながら、どんなビジネスでも、あるいは一人の人間としても、その根幹は現場にあるはずです。現場から離れてしまっては、もしかすると何の意味もなさない活動になってしまうかもしれません。だからこそ私はこれからも、どのような形であれ、農業や一次産業の現場を回り続けます。そして、わざわざお伺いし、お時間をいただくからこそは、知ったこと・学んだことを日々生かして、現場の皆様のための仕事をしていきます。
その様子は、「農まるレポ」での発信を通じて、読者の皆様にもお届けしてまいります。どうぞ、ご期待ください!

写真:学生時代に「ぽてと」副代表でもあった松浦(現:株式会社ビビッドガーデンBiz・マーケ統括)と軽トラの荷台で。2020年6月。余談ですが、彼は大学卒業後も農業界に関わり続けている数少ない友人のひとり。同じ業界で仕事ができて心から嬉しい。

モリタ男爵こと森田慧 プロフィール

1995年4月1日(エイプリールフール)生まれ。東京の下町門前仲町育ち。筑波大学附属駒場中高から一橋大学法学部に進学したものの、農業ビジネスを志ざし商学部に転学部。
2021年3月、一橋大学大学院経営管理研究科経営分析プログラム(MBA)修了予定。
2019年に株式会社ぽてともっとを創業し、農まるレポの前身となる都市農業の現場を伝えるWebメディア「agri.TOKYO」を創設。取材ではフォトグラファーとして写真・動画の撮影も行っており、2020年には東京の都市農業をテーマにした大学向けの映像教材の制作も実施。
2020年夏より株式会社ビビッドガーデンからご縁をいただき、同社の秋元社長より食べチョク着ぐるみパートナー(TKP)を拝命。
愛用しているカメラはLUMIX SシリーズとSIGMA fp。Twitterと2000円札が好き。食べる量が多いことから「アメ車」とも言われており、ノリで取得した準中型免許を持っているものの、肝心の運転は駐車場のラインをセンターラインとして使用するほどの腕前。人生で観た映画は12本で、うち10本が新海誠監督「天気の子」。乾燥が嫌いで、電気ケトルを加湿器として利用している。自他ともに認める常識人。フリー素材。野菜と結婚するなら大根。口癖は「草」。

SUPPORT MEMBERS サポートメンバー

  • 小林 子龍

    東京農業大学農学部動物科学科所属。東京都出身。都内の農業系高校に通っていたことが農業に興味を持ったきっかけ。大学以外のコミュニティでも活動して視野を広げたいと考えぽてともっとに加わる。東京という畜産経営のハードルが高い環境下でどのように経営をしているのかを吸収し、発信していくことが目標。

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  • 吉野 飛鳥

    一橋大学経済学部所属。群馬県出身で、幼い頃から農業が身近にある生活を送っていました。東京で一人暮らしを始め、農業サークルぽてとに入ったことをきっかけに都市農業にも興味を持ち始めました。自分を野菜に例えるとネギ。

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  • 出口 綾乃

    アグリドットトーキョー編集部。東京農業大学4年。農業経営専攻。大学入学を機に農業と関わるようになりました。また1年次から農業サークルぽてとに参加しており、農業と関わりのある生活を送っています。サークル活動を通し、野菜作りや、農業関係者との繋がりがてでき、農業の面白さに気づきました。農業を通して仲間とゆるく楽しい時間を過ごせることが農業の良さだと感じています。

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  • 奥田 晏子

    アグリドットトーキョー編集部。津田塾大学学芸学部英文学科所属。「農業サークルぽてと」に所属しており、森田との縁からぽてともっとに参画。もともと、祖母が家庭菜園をしており、幼い頃から農業が生活の近くにあったことから都市農業にも興味を持ちました。都市農業を始めとして新たな農業の「カタチ」をもっと知っていきたいと考えています。ディズニー映画が昔から大好きで、ディズニーリゾートにもたびたび足を運んでいます。テーマパークの地図を覚えることに苦戦中。好きな野菜はトマト。

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  • 小辻 龍郎

    アグリドットトーキョー編集部。元々農業とはあまり縁がない生活をしていました。農業や食、自然の分野で世の中をより良くしていきたいと思い、大学に入学してから農業サークルなど農業に関する様々な活動に取り組んでいます。都市農業を通じて農業の現場や課題が身に染みて実感中。最近ハマった野菜はトウモロコシ。

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  • 森 柚香

    アグリドットトーキョー編集部。津田塾大学学芸学部英文学科所属。大学入学後、農業とはあまり関わりの無い生活を送っていましたが、「農業サークルぽてと」に入会したことをきっかけに農業に興味を持ちました。趣味はダンスで、大学では「ぽてと」以外にベリーダンス部・ラーメン同好会に所属しています。アグリドットトーキョーでは今までの知識も活かしつつ、新しいことをどんどん吸収していきたいと考えています。

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